問題 1 / 3 未回答
文字による講義
一言で説明
卒業制作は、あなたの仕事を1つだけ選んで、その仕事のやり方をAIと一緒に設計し直すことです。
なぜ必要なのか
ここまでのレッスンで、任せられる範囲は十分に広がりました。ただし、知っているだけでは仕事は変わりません。この教材の修了は「全部読んだこと」ではなく、「AIに仕事を1つ任せられたこと」で決まります。 それを確かめる場所が、この卒業制作です。ここを通り抜けた瞬間が、あなたにとっての区切りになります。
身近なたとえ
新しく入った有能なスタッフに、担当をひとつ引き継ぐ場面に似ています。いきなり全部を渡すのではなく、まず仕事の流れを一緒に書き出し、「ここまではあなたに任せる」「ここは私が最後に見る」と線を引きます。引き継ぎの説明文を書くのも、その人自身にやってもらえばいい。あなたがやるのは、線を引くことと、最後にうなずくことだけです。
どのような仕組みか
卒業制作は4つの段階でできています。
- マイ課題を選ぶ — 自分の面倒な仕事を1つ選びます。ここで初めて選べばよく、これまでのレッスンで決めておく必要はありませんでした。
- 工程に分解する — その仕事がどんな流れでできているかを書き出し、AIに任せる工程と、自分が確認する工程に分けます。
- 小さく試す、または計画を仕上げる — 1工程だけ動かしてみます。サーバーの契約や外部サービスの登録まで進まなくても構いません。AIと実装計画を完成させた時点で、卒業制作は完了です。
- 自分の言葉で説明する — 何が自動になり、何を自分が見るのかを、人に説明できる状態にします。
AIとの関係
分解も、設計も、計画書づくりも、説明の原稿づくりも、すべてAIの仕事です。あなたは頼み方だけ知っていれば足ります。ここまで学んできたことを、たった3つに畳むとこうなります。
- 目的を言う — 「要約して」ではなく「次に私が何をすべきかを明確にして」。本当に達成したいことを伝えます。
- 情報を全部渡す — 整理してから渡す必要はありません。関係しそうな資料はフォルダごと渡し、「この中のどこかにある」と言えば、探すのはAIの仕事です。
- 使いみちを伝える — 「誰に出すものか」を言うほうが、細かい形式の指示より効きます。社内共有用なのか、顧客提出用なのかで、出てくるものが変わります。
この3つは、卒業制作のあいだ何度も効いてきます。
何ができるか
毎朝の情報収集と要約と通知、週次報告のたたき台づくり、問い合わせの振り分け、定例の集計と共有。どれも「集める」「まとめる」「届ける」の組み合わせでできています。この形に当てはまる仕事なら、同じやり方で任せられます。
具体例
課題が思いつかない場合は、次の例題をそのままなぞって構いません。
例題: 毎朝、必要な情報を集め、AIが要約してメールまたはSlackへ送る仕組みを設計する
この例題は、実践レシピ「毎朝ニュース要約AI」と同じ構造です。まず例題で流れをつかんでから、自分の仕事に置きかえても構いません。順番はどちらでも大丈夫です。
注意点と次に学ぶこと
大きな仕事を選ばないでください。「全社の申請業務をなくす」ではなく「毎週月曜に集めている数字を自動で集める」くらいがちょうどよい大きさです。小さく終わらせるほど、次の課題に進みやすくなります。卒業制作を終えたら、このあと案内する自社AI活用診断で、次にどの仕事を任せるかを決めましょう。
