一言で説明
API(Application Programming Interface)は、あるサービスの機能やデータを、決められた形式で外部から利用するための窓口です。
人が画面を操作する代わりに、プログラムやAIが決まった形式で依頼を送り、結果を受け取ります。「AIがあなたの代わりに、他のサービスを動かすための窓口」だと考えてください。窓口での言い方を組み立てるのはAIの仕事です。
身近なたとえ
レストランの注文カウンターです。厨房(サービスの内部)へ直接入らなくても、決まった注文票(リクエスト)を出せば料理(レスポンス)が返ってきます。
リクエスト=注文票
何が欲しいのか、どの条件で欲しいのかを決まった形式で書いて送ります。
レスポンス=料理
依頼した内容が、機械で扱いやすい形式(多くはJSON)で返ってきます。
APIキー=会員証
どのお店で、誰の注文として受け付けるかを示す鍵です。人に見せません。
注文票の書き方も、返ってきた料理の盛りつけ直しも、AIに任せられます。あなたが決めるのは「何を注文するか」だけです。
一枚図解

注文の形式が決まっているから、機械同士でもやり取りできます。
AI活用との関係
AIが外部サービスを操作できるのは、APIという窓口があるためです。集める・考えさせる・届ける。この3つをAPIでつなぐと、あなたがPCの前にいなくても仕事が進みます。
情報を集める
ニュース、天気、在庫などのデータを決まった形式で受け取ります。
LLMへ依頼する
要約や分類を、AIサービスのAPIへ依頼します。
結果を送る
チャットやメールへ、整えた結果を送信します。
窓口の名前や書き方を、あなたが調べる必要はありません。
どのサービスにAPIがあるか、どんな依頼ができるか、どう書けば通るか。この3つはAIが調べて組み立てます。あなたの仕事は「何と何をつなぎたいか」を伝えることです。
AIへの頼み方例
AIへの頼み方例
次の文をそのままコピーしてAIへ貼るだけで進みます。窓口の書き方を覚える必要はありません。
毎朝、決めたサイトの新着をAPIで集めて、要点だけをまとめてメールへ送る仕組みを作ってください。専門用語なしで、1ステップずつ進めて。
毎日の情報集めを任せる問い合わせフォームに届いた内容を、チャットの担当チャンネルへ自動で流したいです。使えるAPIを調べて、必要な準備を順番に教えてください。
サービス同士をつなぐAPIを呼んだら失敗しました。返ってきた文章をこのまま貼ります。原因と、次にやることを教えてください。
エラーが返ってきたときに今使っているAPIの料金の決まり方と無料の範囲を調べて、月の上限を超えないための設定を提案してください。
使いすぎを防ぐ私が普段使っているサービス名をこれから伝えます。それぞれにAPIがあるかどうか、あるなら何ができて無料で試せるかを、表にまとめてください。
契約前・導入前の下調べに
よくある勘違い
プログラムが書けないと、APIは使えませんか?
使えます。 窓口へ送る形式を組み立てるのはAIの仕事です。あなたがやるのは、つなぎたいサービスと目的を伝え、提案の説明を聞き、「進めて」と答えること。書き方の決まりを覚える必要はありません。
APIを使えば、何でも自由に取得できますか?
提供側が公開した機能と範囲だけです。 利用規約と回数制限を必ず確認します。公開されていないデータは、APIからは取得できません。調べるところまではAIに頼めます。
APIは常に無料ですか?
無料の範囲を超えると、使った分だけ費用が発生するものがあります。 上限設定や利用通知を先に行ってください。特にAIサービスは、扱う文章量に応じて費用が増えます。目安は月数百円から数千円のことが多いですが、使い方次第で変わります。
注意点
窓口の鍵と、利用条件と、費用の上限を先に決めましょう。
- APIキーは秘密情報です。チャットや公開の場所へ貼らず、環境変数など別の場所で管理します。設定作業はAIに任せられます。
- 無料の範囲と、超えたときの費用を先に確認します。月にいくらまで使うかを決めてから始めてください。
- 取得したデータの再配布の可否と、連続して呼び出せる回数の制限を、提供元の規約で確認します。
ここだけは人間
ここだけは人間がやる
AIに任せないつなぎ込みも運用もAIに任せられますが、次の3つだけはあなたが決めます。
- 契約と支払い — 有料プランの申し込み、上限額の設定、クレジットカードの登録。
- APIキーの発行と保管 — 発行するかどうかを決め、鍵そのものは自分の手元だけに置きます。
- 外へ出す情報の範囲 — 顧客名や連絡先を外部サービスへ送ってよいかは、AIではなくあなたが判断します。
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毎朝、業界ニュースを収集して要約するAI
指定した業界の最新ニュースを毎朝集め、AIが要点をまとめてSlackまたはメールへ届けます。
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問い合わせをSlackへ通知する仕組み
Webフォームに届いた問い合わせの内容を整えて、担当チャンネルへすぐに通知します。
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AIにこう聞いてみよう
AIにこう聞いてみよう
APIってどんなときに使うの? 私の状況だと使う場面ある? 私は非エンジニアです。まず「別々のサービスの間を、私が手作業で運んでいる情報」があるかどうか、質問を3つほどして確かめてください。そのうえで、APIでつなげる場合とつなげない場合を、専門用語なしで教えてください。
話が難しくなったら「専門用語を使わず、たとえ話で説明してください」と足すと、ちょうどいい深さに戻せます。