PRACTICAL RECIPE

問い合わせをSlackへ通知する仕組み

問い合わせフォームの送信をきっかけに、内容を整理して担当チャンネルへ即時通知し、一次対応の見落としをなくす仕組みを作ります。

想定60難易度: 基礎費用: 既存のSlack無料枠とフォームサービスの無料枠で構築できます最終確認日:2026-08-14
COMPLETED IMAGE

完成イメージ

フォームが送信された瞬間に、必要な項目だけを整えた通知が担当チャンネルへ届きます。メールの受信箱を見に行く必要はありません。担当者はSlackを見るだけで一次対応を始められます。

問い合わせフォームの送信をきっかけに内容が整えられ、Slackの担当チャンネルへ通知が届くまでの流れを示した図

送信の合図を受け取り、必要な項目だけを整えて届ける。この間は数秒です。

「別々のサービスが自動でつながった」を、いちばん短い距離で味わえるレシピです。

用意するのはフォームとチャットの2つだけ。どちらも無料の範囲で試せます。ここで「合図を受け取って、整えて、送る」という形をつかんでおくと、スプレッドシートへの記録、担当者の自動割り当て、メールへの転送も、同じ頼み方で広げていけます。

BEFORE YOU START

必要な知識

API

通知の送信を、決まった形式で外部サービスへ依頼する窓口です。

Level 4 教材へ

VPS

整形処理を常時動かす場合に使う、24時間稼働する実行環境です。

Level 3 教材へ
SERVICES

必要な外部サービス

問い合わせをSlackへ通知する仕組み で利用する外部サービスと費用
サービス名用途費用
問い合わせフォームサービス送信内容の受け取りと、通知の送出をきっかけとして発生させる無料で試せる
無料枠で試せる
Slack通知の受信先となる担当チャンネル無料で試せる
無料プランで利用可能
VPSまたは実行環境整形処理を常時動かす場合に使用する条件により課金あり
フォーム側の機能だけで済む場合は不要

始める前の安全確認

Webhook URLは、それだけで誰でも投稿できる鍵です。

  • Webhook URLを公開リポジトリや共有ドキュメントへ書かず、環境変数で管理します。この設定作業はAIに頼めますが、発行するかどうかと保管場所はあなたが決めます
  • 通知には、氏名と要件区分など一次対応に必要な項目だけを含めます。電話番号や本文の全文を流す必要が本当にあるかを、送る前に判断してください。
  • テストは本物の顧客データではなく、実在しないテスト用の入力で行います。一度チャンネルへ流れた個人情報は、消しても見た人の記憶までは消せません。

ここだけは人間がやる

AIに任せない

つなぎ込みも整形も失敗時の備えもAIに任せられます。それでも次の4つだけは、あなたが決めてください。

  • 外へ出す情報の範囲 — 顧客の氏名や連絡先を、どこまで通知に載せてよいか。これはAIではなく人が判断します。
  • Webhook URLの発行と保管 — 発行するかどうかを決め、鍵そのものは自分の管理下に置きます。
  • チャンネルの参加者の確認 — 誰の目に触れるかを把握したうえで、その場所へ流してよいかを決めます。
  • 本番フォームへ切り替える承認 — テスト送信の確認が済むまで、本番の問い合わせは流しません。合図はあなたが出します。

まずはテスト用フォームから1件だけ送ってみよう。届く形を見てから、通知に載せる項目を絞るのがコツだよ!

5 STEPS

作り方

書く作業はありません。あなたがやるのは、通知に何を載せたいかを伝えることと、届いた形を見て「これでいきましょう」と答えることだけです。

  1. 通知したい項目と届け先チャンネルを決める

    ここだけは人が決めます。氏名、会社名、要件区分、本文の先頭部分など、一次対応に必要な項目だけを選びます。迷ったら「一次対応で本当に要る項目はどれか、質問しながら一緒に絞って」とAIに相談してください。届け先は担当者が確実に見るチャンネルを1つ決め、参加者を確認します。

  2. Slackで受信用のWebhook URLを発行し、預け方をAIに整えてもらう

    通知先チャンネル専用のWebhook URLを発行します。発行の画面操作は人が行い、そのあと「このURLを見える場所へ書かずに使えるようにして」と頼めば、環境変数への預け方はAIが整えます。URLそのものをチャット欄へ貼らないでください。

  3. 送信をきっかけに通知を送る仕組みをAIに作ってもらう

    受け取る項目、通知に載せる項目、失敗したときの動きを具体的に伝えれば、処理の流れの説明も、必要な準備も、中身の用意もAIが引き受けます。あなたは説明を読み、意図とずれていないかだけを確かめます。

    問い合わせ通知の仕組みを作ってもらう指示文
    問い合わせフォームの送信をきっかけに、Slackへ通知を送る仕組みを作ってください。
    
    私は非エンジニアです。コマンドやコードは私に書かせず、あなたが用意してください。
    
    要件:
    - 受け取る項目は氏名・会社名・メールアドレス・要件区分・本文
    - 通知には氏名・会社名・要件区分・本文の先頭100文字・受信日時を含める
    - メールアドレスと電話番号は通知に載せない
    - Webhook URLは環境変数から読み込む
    - 送信に失敗したら3回まで再試行し、最終的な失敗理由をログへ残す
    - 同じ送信IDでの二重通知を防ぐ
    
    まず処理の流れと失敗しやすい点を専門用語なしで説明してください。私が「進めて」と答えるまで、実行はしないでください。

  4. テスト用の入力で1件送信し、届く内容を確かめる

    実在しないテスト用の氏名と会社名で1件だけ送ります。あなたが見るのは4点だけです。必要な項目がそろっているか、余計な個人情報が載っていないか、受信日時が正しいか、同じ通知が二重に来ていないか。直したいところは「本文が長すぎるので3行に」のように、感想のまま伝えれば十分です。

  5. 本番フォームへ切り替え、失敗時の備えを確かめる

    テスト送信の確認が済んだら、本番のフォームへ切り替えます。数日は到達状況と失敗の記録を見て、届かない日がなかったかを確認します。あわせて、チャンネルの参加者、Webhook URLの保管場所、通知に含まれる個人情報の範囲を、担当者と最終確認してください。

AIへの頼み方例

困ったときも、育てたいときも、次の文をそのままコピーして貼るだけで進みます。

  • いま使っている問い合わせフォームの名前を伝えます。送信をきっかけにチャットへ通知を送れますか。無料でできる範囲と、必要な準備を専門用語なしで教えてください。

    始める前の下調べに
  • 一次対応に本当に必要な項目はどれか、私に質問しながら一緒に絞ってください。個人情報をなるべく通知に載せない形にしたいです。

    載せる項目を絞りたい
  • 届いた通知が読みにくいです。担当者が一目で優先度を判断できる並びに整えて、緊急そうな問い合わせが目立つようにしてください。

    通知を読みやすくしたい
  • 通知の送信に失敗したとき、私が確実に気づける形にしてください。失敗の記録の残し方と、気づくための仕組みを提案してください。

    取りこぼしを防ぎたい
  • テスト送信したのに通知が届きません。記録を見て原因を調べ、次にやることを教えてください。私は非エンジニアなので、専門用語なしでお願いします。

    うまく届かないとき

AIにこう聞いてみよう

つながる形はもうつかめたね。あとは「自分の場合はどうする?」を僕に相談するだけ。下の文をコピーして、かっこの中を自分の言葉に置きかえて貼ってみて!
AIへ入力する指示
「(フォームやサービスの名前)」に問い合わせが届いたら、担当チャンネルへ通知が飛ぶようにしたいです。

私は非エンジニアです。コマンドやコードは私に書かせず、あなたが用意してください。次の順で進めてください。
1. 私に3つほど質問して、届け先と載せたい項目をはっきりさせる
2. 通知に載せないほうがよい個人情報があれば、理由つきで教える
3. まずテスト用の入力で1件だけ試せる形から始める
4. 本番のフォームへ切り替える前に、必ず私の承認を取る

話が難しくなったら「専門用語を使わず、たとえ話で説明してください」と足すと、ちょうどいい深さに戻せます。

ひとつつながれば、あとは同じ頼み方の繰り返し。次はスプレッドシートへの記録でも、担当者の自動割り当てでも、好きなところへ広げていけるよ!

GOAL CHECK

完成条件チェックリスト

完成条件

完成条件 7件のうち 0件を達成

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